ブログ

『鰤』

2018.10.18ハーバーマスター日記
死闘20分、PE1号リーダー3号でよく持ち堪えた

死闘20分、PE1号リーダー3号でよく持ち堪えた

会心の一本、堂々たる鰤でした!

会心の一本、堂々たる鰤でした!

牛窓で独りのんびりタイラバ…
午前中の潮返しで真鯛7枚、そこそこの釣果。
腹も減ったし帰ろうとタイラバを回収していたその時、手からロッドをもぎ取られるような衝撃!
水深は15mと浅かったため魚は横に突っ走る。
タイラバロッド(紅牙)は極限に曲がり、ベイトリール(リョウガ)のドラッグはかつてない程鳴き続ける。
やり取りの中、三週間前エイに足を刺された悪夢が蘇る。
しかし時おり鋭角的な突っ込みもある。
これはエイなんかじゃない。
もしや…
そうこうしているうち船は潮に流され島に接近、徐々に焦る。
凄い重量感の中、竿を立てたまま船を三周、腕も痺れ喉もカラカラ。
もうバレても良いからせめて顔だけでも拝みたい…
ヒットからどれくらい経ったのだろう?
ようやくリーダーが水面に…
あと3m、と思った瞬間魚は最後の力を振り絞り反転、でもしっかり尾びれを確認、これは鰤だ!
長らく抵抗を続けた鰤も一旦水面で空気を吸わせると大人しくなり無事たも網に収まる。
計測すると体長97㎝、9kg…何と自己最長寸!
今まで室戸、大水瀬、宇和海で釣ったのよりでかいのが皮肉にも牛窓で釣れた。
帰港後早速船上で解体、幸い寄生虫も見られず、天然独特の少し赤みがかかった綺麗な身。
また胃袋を切開すると以外にも空っぽ、牛窓に着くや否やハリに掛かった不運な鰤。
最後に、こんなライトタックルで仕留められたのは、優秀な日本の工業製品の勝利だと思う。